ここで、少し視点を変えて、不動産は購入すべきか賃貸にするべきか、私の考えを書いてみたいと思います。
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不動産はその名の通り、動かすことのできない財産です。最近は災害が多くなり、必ずしも「動かない」とは言えなくなりました。それはさておき、不動産が高額で売買されているのは人の生活の基盤となっているからでしょう。住む家があってこそ、人々は安心して暮らせます。
ですから、他人に干渉されない自宅をもつことが一番重要だと思っている人が多いのはよくわかります。ただ、これは人によって正解のこともあれば、不正解のこともあるのです。
そこで、不動産購入のメリット・デメリット、賃貸のメリット・デメリットをあげてみます。
不動産購入のメリット
・財産になる
・自宅保有者として社会的信用度が高くなる
・家賃を払わなくてもいい
・自宅のレイアウト変更が自由にできる
不動産購入のデメリット
・高額のローンがほぼ一生続く
・固定資産税などの税金を払う必要がある
・簡単に引っ越しできなくなる
・定期的に安くない修繕費が必要になる
といったところでしょうか。
一方賃貸のメリット・デメリットは購入とほぼ反対になります。
賃貸のメリット
・ローンを払わなくてもいい
・不動産に関係する税金はほとんど払わなくてもいい
・比較的容易に引っ越しできる
・不動産にかかわる修繕費は大家負担になることが多い
賃貸のデメリット
・財産が金融資産に偏る
・自宅保有者と比べると社会的信用はやや落ちる
・家賃を生涯払い続けなければならない
・レイアウト変更は自由にできず、壁に画鋲一つ刺すのにも神経を使う
他にもいくつか考えられますが、大体こんなところではないでしょうか。
どちらを選ぶかは、メリットデメリットをはかりにかけて判断することになります。
ですから万人に等しく正しい答えはありません。
ローンに縛られるのはイヤだと思う人もいれば、家賃はただ損するだけだからイヤだと思う人もいるでしょう。ある人にとっては信用が一番大事だと思っても、他の人で全く反対の考えの人もいるでしょう。
ただ、確実に言えることは家は財産であるということです。
賃貸の場合は、他人様の財産に対価を払って住んでいる状態に他なりません。
自分で財産を持った方がいいのかは、ひとぞれぞれでしょう。
子どもがいて、財産を残したいと思えば買った方がいいでしょうし、そうでなければわざわざ背負いこむこともないでしょう。
私が賃貸を選んだのは「子どもがいない」、主にこの理由からなのです。
