思いもよらぬ東京ウォーカーのおひとりさま雑誌化。
それだけおひとりさま市場が拡大しているのでしょう。
本屋に行くと、ちらちら目に入るのがひとり用のサービスを特集した雑誌類。
これまであまり意識していませんでしたが、結構な種類がでていることに改めて驚かされます。
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見てみるとこれまでひとりでやったり、サービスを受けたりするのが難しいものが多いですね。
その筆頭が食事でしょう。
もちろん、ファストフードやチェーン店の定食屋はひとりで全く問題ありませんが、フレンチや焼き肉などはなかなか一人では二の足を踏みますからね。
孤独のグルメというTV化もされたマンガがありますが、あれの影響も少なくないでしょう。
あとは旅行でしょうか。
ビジネスホテルであればひとりが普通ですが、旅館となると一人客で受け入れてくれるところは多くないですね。旅館側からすると一人も二人も手間はあまり変わらず、少なければそれだけ収入が減るわけなので、消極的になっているのでしょう。
それでも背に腹は代えられないのか、単純におひとりさま市場の拡大に目を向けたのかはわかりませんが、徐々に一人客歓迎のところも増えてきているようです。
と、そこに目に入ってきたのは、おひとりさま専用Walker2019という雑誌です。
角川書店の雑誌というかムック本で店頭に並んでいました。
前回は東京Walkerを槍玉にあげましたが、同じ出版社からでているとは思えない出来栄え。
2019とタイトルにあるから、2018もあったんでしょうね。
それなりに部数もさばけたんでしょう、編集方針に一本筋が通っているのがわかります。
表紙には大きく「日本全国ひとり遊び天国」とあり、日本中からひとりで楽しめるものを集めています。ひとりキャンプとか、ひとりディズニーの楽しみ方とかですね。
これを読むと、いろんなおひとりさま向けビジネスが広がっていることがわかります。
例えば上にも書いた食事などは、ひとりメシ用のレストランが日本中で増えています。
二人席に一人で座られると、稼働率は50%以下になってしまいます。ひとり用のカウンターに改造すれば無駄が減ります。これからも一人客が増えるのであれば、経営判断としては正しいですね。
そういったおひとりさま向けサービスかどうかは実際に入ってみないとわかりません。
これを紙面で紹介するのですから、売れてしかるべきだと思います。
これまで恥ずかしいと思われていた、ひとりクリスマスを「クリぼっち上等」といい意味で開き直っています。やっぱり雑誌はこういった尖がった部分がないと面白くないですね。
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