懐メロ世代になってしまいました。
私が子供の頃、TVの懐メロ番組があると必ず両親がみて閉口したものです。
その懐メロも、いつしかターゲットになっている年代に私はなってしまいました。
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私の年代の懐メロだと、やはり歌謡曲になります。
一番人気があったのは、男性でいうと、新御三家と言われた西城秀樹・郷ひろみ・野口五郎で、女性では中三トリオの桜田淳子・山口百恵・森昌子といったところでしょうか。
キャンディーズなんかもそうですが、こうしてみると芸能界は3人で売り出すのが好きなのでしょうかね。
懐メロは、地上波ではNHkが1年に1回やるくらいですが、有料チャンネルでは歌謡曲の専門チャンネルがあります。
歌謡ポップスチャンネルです。
どちらかというと演歌に力を入れていますが、歌謡曲も結構流してくれます。
地上波でみたい番組がない時はよくみるのですが、その中でも一番気に入っているのがアイドル歌手毎に10曲選び、曲に解説をつけてフルコーラスで放送する番組です。
これを見ると、松田聖子の出現が歌謡曲のターニングポイントだったんだとわかります。
どちらかというと、従来のアイドル歌手のカテゴリで見られていた彼女。
提供される曲もアイドルソングそのものでした。
それが作詞に元はっぴいえんどの松本隆を迎え、ニューミュージック系の歌にシフトしていきます。
当時は気づきませんでしたが、この影響はとても大きかったようですね。
歌謡曲のトップランナーがニューミュージックに宗旨変えしたようなものですから。
同じくアイドル歌手としてデビューした中森明菜も、途中からはデビュー当時とは大きく変わった雰囲気の歌を歌い、女性にもファン層を広げていきました。
70年代には山口百恵という別格の人がいますが、あくまでも歌謡曲の人。
松田聖子と中森明菜がいなければ、日本のミュージックシーンは今とはかなり違った姿になっていたのではないでしょうか。
レッツゴーヤングを今見ると・・・
歌謡ポップスチャンネルの看板番組の一つにレッツゴーヤングの再放送があります。
レッツゴーヤングはNHKで公開収録していたアイドル歌手の歌番組です。
映像が残っている分だけのようですが、80年代のアイドル歌手のパフォーマンスが見られる貴重な番組です。
しかし、これをみると実に痛いですね。
アイドルとしてこう歌い、こう踊り、こう話す、すべてルールとして決められているかのようです。
清く正しく美しく。
ファンの夢を壊してはいけないという心境がよく伝わってきます。
アイドル全盛時代を知らない若い人にはぜひ見てほしいです。
同じアイドルと名がついていても、最近のジャニーズやAKBなどとの違いを見るのは面白いと思います。当時はSNSなどありませんし、ツイッターでファンとバトルするなど考えられない時代ですからね。
できれば、他のザ・ベストテンなども80年代前半だけでいいので再放送してほしいですね。日本の音楽がどのように変わっていったか、よくわかると思います。
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