おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

松坂投手の事件に考える ファンサービスは宝塚に学べ

中日ドラゴンズ松坂大輔投手がファンに右手をつかまれた際に腕を痛めたようです。

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腕をつかんだ人を非難するのは簡単ですが、悪気があってやったわけではないところに難しい問題があります。
プロ野球は人気商売ですから、ファンサービスも必要。
今回はそのファンサービスが裏目にでた感じです。

ファンとの距離をどうとるかは、つい最近もアイドルグループで事件があったばかり。推しメンと握手できるのが売りですから、こちらもそう簡単には看板を下ろすわけにはいかないでしょう。

ここで思いだすのは数年前にNHKで放送された宝塚歌劇団のドキュメント。
宝塚も熱狂的なファンに支えられています。
ある組のトップスターがお正月に劇場に入る時の様子がとらえられていました。
トップスターが車で乗りつけて降りたとたん、整然と待ち構えていたファンの一団が「せーの」の掛け声のあと、一月一日の替え歌を歌い上げ、「あけましておめでとうございまーす」と元気にご挨拶。
それだけでも仰天したものですが、すごいのはその後のトップスターの態度。
しおらしく「どうもみなさんあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」とでも言うものだと思っていましたが。
「やあみんな、あけましておめでとうー」と声を張り上げ、さっさと劇場に入っていきました。
その立ち居振る舞いには一分のスキもなく、舞台で演じる姿そのものでした。
そこにはスターとファンの間に一線が厳然としてあり、ファンが安易に手を触れることのできない存在であるかのようでした。

これですよ、これ。
ファンが見たいのはスーパーで買い物する生身の人間ではありません。手の届かない超人的なスターに憧れるのです。
だからこそスターなので、下界に降りてきては興ざめです。
ファンの夢を壊してはいけない。
宝塚にはそんな信念があると思います。
真のファンサービスとは何か追い求めているからこそ、長い期間にわたってメンバーが交代しても人気を保ち続けていられるのでしょう。

スポーツ選手も超人的なところは変わりません。自分にはとてもできない技があるから、みんな憧れるのです。
確かにサインをもらうのはうれしいでしょうが、それが本当にファンサービスなのか、選手の行き帰りに黒山の人だかりができる映像を見るたびに思うのです。
本質はプレーで魅せることなのではと。

ファンとの交流はサイン会などのイベントだけに限定し、あとは一切ファンに触れさせない。
そんな決断をしてもいいのではないでしょうか。

 

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