日本ラグビー協会の岡村会長が6月で退任する意向を固めたとのことです。
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といってもラグビーファン以外は興味ないでしょうし、ラグビーファンでも興味ない人が多いことでしょう。
今年はなんといっても世界のスポーツイベントの中でもビッグイベントの一つに数えられるラグビーワールドカップ開催の年。
そんな年に、なにも主催国の関連団体のトップが変わることもないと思いますけどね。
Yahoo記事のコメントでは、何か隠ぺいのために辞めるのでは、というのがありますが単に任期切れだからというレベルでしょう。
不祥事があるのなら、それなりの利権がからむはず。
もっと俺が俺がという連中がいておかしくありませんが、ラグビー協会はその真逆。
とにかく事なかれ主義の協会で、日本でラグビーを盛り上げようという気持ちはまったく感じられません。
2015年にワールドカップでの五郎丸選手の活躍などで一時的に盛り上がりましたが、どう対応していいかわからず、あっという間に人気がしぼんでしまいました。
人気を永続させようという気概も能力もなかったんですね。
あの時は選手がかわいそうで仕方なかったです。
そんな協会のトップですから、権謀術数うずまくなどというのはあり得ないでしょう。
さて、この岡村会長ですが、東芝の社長・会長を勤めあげた人物。
東芝といえば、世界有数の企業を倒産寸前まで追い込んだ経営者数名が槍玉にあがりましたが、その中には入っていなかったと思います。
岡村氏は10年くらい前に日経新聞のコラム「私の履歴書」で1か月間連載していました。その中で若い頃はラグビーに熱中していて、ラグビー愛あふれる文章を書いていたのを覚えています。
ラグビー協会の会長になると発表された時、いい人がなったなと思ったものですが。
残念ながら、リーダーシップを発揮するようなことは、外野から見ている限り感じませんでした。
グダグダだったバスケットボールの協会を立て直した川渕氏とは対照的でした。
仮にも巨大企業の東芝を率いた人ですからリーダーシップに欠けているとは思えず、協会の仕組みに会長が口出しできないような仕組みになっているのではないかと思います。
つまり名誉職ですね。別の言い方をするとただの飾りです。
となると、実権を握っている人間を一掃しないと、情けない状態は続きます。
差し違い覚悟でこういった連中を引き連れて辞めるのであれば拍手喝采なのですが、どうなるでしょうかね。
今後の経緯を注視していると日本の組織論の研究対象として恰好のネタになるように思いますが。
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