東京五輪の選手村マンションが販売間近になっているようです。
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選手村で使われた建物に加えて何棟か建設されるらしく、全部で4,000戸以上が分譲されるようです。
1世帯3人としても12,000人の住民が住むことになります。
「HARUMI FLAG」という名前らしいです。
すごいですね。
ちょっとした町がいきなりできてしまうのですから、過疎に悩む地域からはため息が聞こえてきそうです。
ところで、販売価格はまだ決まっていないようです。
これだけの規模ですから、需要も読めないのかもしれません。
高すぎてもダメ、安すぎてもだめ。
金メダリストが使った部屋ならプレミアがつくかもしれませんしね。
記事の中にありますが、周辺の相場に影響を与えてもおかしくないと書かれています。
いや、普通に影響でるでしょう。
4000戸が一気に販売されるのですから。
でも、上記の記事によると、2019年7月販売開始して、入居は2023年の3月ごろからを予定しているとのこと。
ずいぶんのんびりした話ですが、投資目的でなければ買う人いるんでしょうかね。
いるんでしょうね。
選手村に住んでいるというのはプライドをくすぐるのでしょう。
ただ、入居する4年の間にいろんな事情がずいぶん違ってくるように思いますが。
家族が増えたり減ったり、仕事が変わったり働く場所が変わったり。
施工業者が倒産する可能性もゼロではありませんし。
これらのリスクを置いといても買う人の気持ちは正直わかりません。
選手村の改装が終わった後くらいのタイミングならわかりますが。
おまけにこの「HARUMI FLAG」、地下鉄の最寄り駅まで徒歩20分とのこと。
しかも、途中は長い橋を歩かなければなりません。
この辺りは仕事で何度か行ったことがありますが、台風の時は大変そうです。
駅のホームも地上の出入り口もちょっと狭いです。近くに大きなオフィスビルもありますので、行きかう人でごった返し、武蔵小杉のように駅に入るまでに何分かかかるような状態になるかもしれません。
結構この足の悪さは長い期間住むうえで、つらい思いをすることになるように思います。
「HARUMI FLAG」の中にはスーパーや保育園など、生活インフラは整備されるようで、そこは大丈夫そうですが、逆にあまり外にでなくなるかもしれません。
30年くらいたって世代が交代するころでも「HARUMI FLAG」の魅力が色あせていないような街づくりを進めないと、バブル期のリゾートマンションになりかねません。
住民の人もそれなりの努力が求められそうです。
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