おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

浦島太郎状態のビジネス日本語教師(2)

ビジネスレベルの日本語と聞くと、かなり実力がないと話せないとおもわれがちですが、そんなことはありません。
むしろ想定される場面が限定されますので、日常会話などよりよっぽど楽です。
大体、日本以外で働いた経験がある人がほとんどなので、日本独自の習慣以外はすんなり入っていきやすいのです。
 

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というわけで、レッスン用のテキストも作りやすく、百花繚乱とまではいきませんが、それなりの数のテキストが発売されています。
 
ところが、掲載されている内容が比較的古くて、今は昭和60年?といいたくなるようなやりとりもちらほら。
 
例えば、社内文書を書くタスクで稟議書を書かせるようなものがあります。
まあ、中には例外もあるでしょうが、このご時世に紙に書かせる企業なんてありますかね?
電子決裁というか、ワークフローのシステムを導入しているところがほとんどではないでしょうか。
 
実際、私が以前属した会社では2000年代初めからワークフローのシステムを導入していましたし。
たしかに、稟議書に書く内容を覚えてもらうという意義はありますが、項目を埋めていくだけのワークフローでは覚えていなくてもいい知識です。
 
ただ、こんなことを言えるのはワークフローを使った経験があるから。
将来ワークフローに変わるものが現れたら説明できません。
ビジネス誌などで知識は得ることはできますが、経験に基づくアドバイスはできませんから限界があります。
この限界が通用しなくなるレベルまでいくと旗を降ろすしかなくなりますね。
 
あと、オフィスでのコミュニケーション方法も変わっています。
敬語のレッスンの場合上司を会話相手に想定します。
上司の名前を聞くと、「本名は」知らないと答えが返ってきたことがあり、仰天しました。
 
チーム全体に連絡するような場合、以前はメールでしたがスマホの普及に伴いLINEとかSlackなどを使うケースも多くなっています。
まあ、その辺は想像できるのですが、問題は使い方。
人の名前は、当然ですが国によって違います。
タイの人などはカタカナにすると何十文字になることも珍しくありません。
そこで登録する名前はニックネームになることも多いのですが、日本人もニックネームで登録するようになります。
中にはアニメのキャラクターにすることもあるようです。ルフィ2号とか、渋谷のシャアとか。
それはいいのですが、オフィスでの会話も本名ではなくこのニックネームで呼びあっている会社もあるんです。
 
これは上司も同様で、そこで本名は知らないということになっているようです。
最初聞いたときは気持ち悪かったですが、考えてみると芸能人も芸名を使っているわけで、普通の会社だからといって本名で通さなければいけないという理屈はありません。
冠婚葬祭の時などにちょっと困るくらいでしょうか。
役所などとのつながりは人事が担当すればいい話ですからね。
 
この習慣がどこまで広がるかはわかりませんが、他にも過去では常識としていたことが次々に変わる可能性はある訳で、それこそ浦島太郎化してしまいます。
さて、あと何年できるかな。
 
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