麒麟がくる　いかにも大河ドラマの映像でしたが - おひとりさまの団地暮らしの日々

今年のNHK 大河ドラマ「麒麟がくる」。
なかなか好評のようで、視聴率も上々のようです。

26日に放送された第2回は織田信秀軍と斎藤道三軍の合戦が軸。
最近の大河では合戦シーンはほとんどなく、ナレーションだけで終わったことが多かったので、懐かしいやら新鮮やら。
好評なのもこういった大河ならではの演出が受けたのでしょうね。
いだてんで離れた大河固定客が戻ってくるのもうなずけます。

でも、個人的にはちょっと不満。
何か軽いんですよねえ。
確かに河原での激闘など見どころが多かったのですが、加納口の戦いでの守備側の演技に騙されて攻撃側が油断しまくるくだりは、いくらフィクションでもどうかと思いましたね。

私の中で大河ドラマの合戦シーンで一番よかったのは「武田信玄」と「独眼竜政宗」。
どうしてもこの2作と比べてしまいますが、バブルの頃のドラマのレベルを求めるのは無理ですかね。

あと、気になったのが主人公の明智光秀の描き方。
第1回では戦乱の世を終わらせようと決意を固めるところを丁寧に描いていましたが、第2回では合戦シーンがほとんど。
光秀は全く目立ちませんでした。
最初の数回で、ある程度主人公のキャラクターを視聴者に印象付けると思うのですが。

まあ、例の件で撮り直しを余儀なくされて放送回数が減らされたので、その分が影響しているのかもしれませんが。

主君殺しということで、これまで悪役として描かれてきた光秀。
それが主役に置いたということは、これまでの善玉が正反対に描かれるということになるんでしょう。

最終的に光秀の敵になる信長と秀吉をどういう風に描いていくのか、これも興味があります。
もし、極悪人に描くのであれば悪に正義が敗れることになります、
逆に従来通り善玉で行くのであれば、光秀のキャラクターを途中で変えなければいけません。
どちらにしても賛否両論おこりそう。
さてどうなりますかね。