おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

日本に帰化する中国の人といろいろ話してみた

日本語を教えている生徒さんには中国の人もいます。
われわれは中国人とひとくくりにしがちですが、当然人によって考え方は違います。
中国はキャッシュレス決済があっという間に浸透し、遅々として進まない日本を揶揄する人もいれば、自由な言論を望んで日本に帰化をする人もいます。

 

そんな人と話していると、いろいろ考えさせられます。
色々問題は抱えているとはいえまだまだ成長が続く中国を捨てて、落ち目の日本の国籍を取ろうという人はなんて奇特な人かと思っていましたが、中国政府の新型肺炎の対応をみると気持ちはわかります。
 
都合の悪いことは徹底的に隠ぺいし、言論の自由もない。
安倍さんの対応をみていると日本もたいがいですけどね。
そんな中国でも国民がついていっているのは、ひとえに暮らしが豊かになっているから。
どんどんいい生活にしてくれる政府なら、多少不満があっても我慢しましょうということでしょう。
 
そもそも独裁政治では国民の反対など意識する必要はありません。
「ここに道路を作るぞ」と決めたら住民をどかして、すぐにできてしまいます。
 
日本ではそうはいきません。
住民に説明して、同意をとって、引っ越してもらって、業者選定の手続き踏んで、などなど。
効率という面では、中国にはとうていかないません。
徹底的なトップダウンだからこそできる技です。
こうなるとトップの指示がないと何もできない組織になります。
 
歯車がうまく回っているときはいいのですが、今回のように逆にまわりはじめるとトップの指示が遅れると致命的になります。
どんなに現場が「早く動かなければ」と思っていても、下手に動くと処罰の対象になります。
かといって、遅れても処分されます。
地方政府の役人は生きた心地はしないんじゃないでしょうか。
対応は中央政府が下に権限を移すしかないのですが、そうすると地方政府に英雄が現れて独裁体制が崩れかねない。
どうしますかね。
 
企業でもワンマン社長というのは珍しくありません。
今回の中国政府の対応を、経営学とかからは恰好のケースススタディになるんじゃないでしょうか。
 
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