おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

中間管理職のこれからが大変

なんだかものすごくしょぼい事件が全国紙のニュースで取り上げられていました。
徳島県美馬市の職員が毎日ちょっとずつ遅刻していたのがばれて、停職処分になったというものです。
上司も見て見ぬふりをしていたのか、注意していなかったそうです。
 
別に何十億も横領したわけでもなし、他にいくらでもとりあげるニュースはありそうですがなんでこのニュースをとりあげたんでしょうね。
これをブログネタにする私も私ですが。
 
記事だけでは美馬市の施設がどんな勤怠管理をしていたかわかりませんが、普通は遅刻したら給料から減額されるはず。
今回処分されたので、おそらく減額はされていなかったのでしょう。
とすれば、勤怠の承認は何事もなかったように上司が行っていたことになります。
承認したのなら、責任は上司がもつことになるはず。
タイムカードとかを偽造したのなら別ですが、5分遅刻でも上司が通常勤務と判断したのなら職員が処分を受けることはないように思います。
職員が裁判すれば勝てそうな気がするけど。
 
この記事で気になったのが、発覚したのは匿名の通報だったということ。
こんなのを知っているのは同僚の可能性が高いでしょうね。
なんか内部の人間関係が透けて見えるような。
それはともかく、やっぱり管理職が仕事しないと。
 
私が新卒で入った会社はタイムカードはありませんでした。
自己申告で勤怠を報告していました。
新入社員研修で最初に言われた言葉は、勤務時間は仕事をする時間帯であって、会社にいる時間ではないということ。
つまり勤務時間が9時から5時であれば、9時に会社に来るのではなく、9時に仕事を始められる状態にしておくように厳しく言われました。
 
タイムカードの場合、記録は残りますがそれ以上はツッコむことはできません。
自己申告だと、ぎりぎりに来る人間にはいやみの一言もいえます。
部下の業務を管理するから管理職なんですよね。
 
長期化の可能性が高くなってきたテレワーク。
勤怠管理も変わらざるを得ません。
これまでの延長線で考えると、お互いやりにくくなります。
 
たとえば、勤務時間中はZOOMを使って顔を表示させておくとか。
たしかに会社にいるのと同じような状態のように思えますが、誰かが全員を監視するのでなければ意味がありません。
会議中以外はZOOMは表示させませんからね。セキュリティの問題もあるし。
 
かといって、何もしないと何かあったときに責任問題になります。
たぶん、中間管理職の人は会社から「(金使わない)管理方法考えろ!」とか言われてるんだろうな。
ちょっと気の毒です。
 
会社での仕事の管理はプロセス重視でいいでしょうが、テレワークは実質無理。
プロセスからでてくるアウトプットである成果物でチェックするしかないでしょうね。
そのためには適切な目標管理とそのフィードバックの繰り返し。
ま、これが難しいんですけどね。
 
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