おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

岸惠子さんの「私の履歴書」を読んで感じたこと

日経新聞の最終面に載っているのが「私の履歴書」。
功成り名遂げた人が、自分の半生を1か月にわたって振り返ります。
2020年5月の担当は女優の岸惠子さんです。
現在は折り返し地点で、フランス人の映画監督と結婚してフランスに渡ったところが書かれてていました。
日経らしく、私の履歴書を書くのは大企業の社長を経験した人が多いのですが、スポーツ選手や芸能人も時々担当します。
成功された方々ですから、内容はどうしても自慢話になります。
ただ、中にはこれまで知られていなかった裏話などが突然でてきて驚くことがあります。
特に女優さんなんかは恋愛遍歴を書く人もいて、週刊誌の小ネタにされたりします。
 
で、岸惠子さんです。
彼女は私の親年代の人で、私が物心ついたときはフランスに移住していたのであまり出演作品は見ていません。
東宝金田一耕助シリーズで何作かみたくらいです。
それでも大女優というのは知っていて、なんだか神秘的な存在でした。
 
5月14日付けの「私の履歴書」で、唐突にプロレスラーの力道山の名前がでてきました。
パリの空港で係員と口論になったときに居合わせた時のエピソードをサラッと入れていました。
 
そういえばということで思い出したのが、かつての人気漫画原作者梶原一騎が自身を主人公にした「男の星座」です。
これは20年以上前の漫画です。
 
詳しいことは忘れましたが、駆け出しの原作者だったころに力道山が出るパーティーに呼ばれたのですが、気疲れかなにかで外にでたら、力道山岸惠子さんが抱き合っているのを目撃したとのこと。
たとえ本当だったとしても、本人の了承など考えられませんから、勝手に描いたのでしょう。
訴えられないのかなと、読んでいて心配になったのを覚えています。
 
岸惠子さんが「男の星座」のシーンを知っていたかはわかりませんが、どことなく力道山と関係があったことはにおわせていたように思います。
 
私の履歴書は男性の俳優も結構担当しているのですが、大体が奥さんとの馴れ初め止まり。
独身時代の男女関係のことを書いた人は、まずいません。
この辺、男と女のとらえ方の違いがうかがえて興味深いですね。
 
スポンサーリンク