おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

ちょっとさびしいCOCOAの不具合

大威張りでリリースされたコロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)。
早速不具合が報道されています。
 
以前ちょっと書きましたが、外国人の人もそれなりにCOCOAに期待していました。
ところが彼らには日本語表記の壁が立ちはだかります。
それを知ってか、今のところインストールしようとは思っていない人が多いです。
日本語レッスンでこのニュースを取り上げると、「インストールしなくて正解だった」と皮肉を言われる始末です。
まあ、今はβ版だからと言い訳をしておきましたが。
 
今回の不具合は上記の記事の内容以外にもあります。
COCOAの機能として、「陽性者との接触を確認する」というものがあります。
ここで、「2020年6月25日から使用中」とかが表示されます。
この日付はインストールした日のはずですが、操作している日付が表示されてしまっています。
 
もし、感染者と濃厚接触していたらアラートがあがるはずです(たぶん)。
これは過去14日間の記録をとっていて、その間に接触していた人が感染したと通知することによって機能します。
アプリの仕様はわかりませんが、インストールした日付より後のデータのみ有効とするなら、本当は接触していても無視されてしまうことになりかねません。
ちょっと致命的ですね。
 
私の前職はITエンジニア。
といってもひと昔も前なので、スマホアプリの制作はやったことはありません。
それでも、どんなテストをやるかは想像できます。
処理番号の発行とか、インストール日付の表示とか、いの一番でテスト項目としてあがっているはずですが・・・。
残念というより、不思議です。
 
もしかすると、β版だから少しくらい機能がおかしくてもリリースするのを優先したのかもしれない。
使い勝手が悪いくらいならまだしも、基本的な機能の不具合は許してはダメでしょう。
技術者だったら、しっかりしてほしいものです。
 
一番罪が重いのは、発注者でリリースを認めた厚労省ではあるのですが。
 
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