コロナ対策の司令塔、西村経済再生担当相のインタビューの記事がありました。
地元神戸の新聞ということで、わりと本音が出ている感じがします。
土曜も日曜も記者会見を行っていて、頑張っている姿はよく伝わるのですが、それと結果の評価は別。
インタビューを読む限り、不安がよぎります。
第一波の時、日本は諸外国のPCR検査の拡充とは違って、クラスターをつぶす作戦をとりました。
結果はぎりぎりで持ちこたえましたが、医療機関や保健所の職員の方々の獅子奮迅の働きによるものです。
その反省から、第二波は違う戦法をとるのかと思いましたが、変わりないようです。
東京の医療機関はSOSを出しているのですが、大丈夫なんでしょうか。
西村さんも官房長官も医療体制はまだ余裕があると言っていますが、温度差を感じます。
これ以上感染者が増えた場合の、プランBみたいなのがあればいいのですが期待薄。
たぶんこれまで同様に病院に負担がかかる一方に思います。
大阪のようにコロナ専門病院とか作るような準備ができないものかな。
あとインタビューで気になったのが、自分のことを「憎まれ役」と言っていること。
これ、自分で言っちゃダメでしょ。周りの人がいう言葉ですからね。
言っていることと本音は別だよと自分でばらしているようなもの。
そもそも憎まれ役が必要なのは、組織がたるんでいるのを引き締めるような時。
さすがにこの時期に緩むとは思えないので、本当に憎まれているのかも。
本人はそれを気にしているのかもしれない。
根はいい人なんだろうな。
西村さんは、灘高→東大→官僚→政治家という絵にかいたようなエリートコース。
これまでの人生、ほとんど相手にマウントをとっていたと思われるので、こういう人は打たれ弱いのかな。
インタビューの最後に首相の座もまんざらでもないようなことを言っていますが、それはちょっと勘弁。
プーチン大統領や習主席相手だと、いいようにやられるような気がしますのでね。
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