日本語教師をやっていると、国によって風俗も習慣も違うのは百も承知なのですが、さすがにこれには驚きました。
オランダでは動物専用の救急車があるそうです。
記事によると、寄付による運用なので私的なもののようですが、それでもオランダの社会で認められているのですからたいしたもの。
人間がコロナに感染したら自己責任論が幅を利かせる日本とは大違いです。
だからといって、こっちが急いでいるのにペットの救急車がサイレン鳴らして走り回っているのをみたら、やっぱりイラっとするでしょうけどね。
ペットを大事にする国民性は昨日今日始まったわけはなく、歴史的な経緯があるのでしょうね。
オランダの人に日本語を教える機会があったら聞いてみたいものです。
日本ではその昔、人間よりも動物を大事にする「生類憐みの令」というのがあって、ある意味現代のオランダより数倍進んでいた?制度がありました。
オランダ人に説明したらどんな顔をするだろうかと思うと、ちょっと楽しいです。
ところで最近は歴史の見直しが進んでいて、私が子供の頃に習った生類憐みの令が悪法の典型というのはちょっとちがってきているようです。
動物の保護ばかりが印象に残っていますが、捨て子などの保護も行われていたようです。
また犬の保護は野犬の減少につながって、人の被害も減ったらしいなどなどです。
日本の歴史に興味をもっている外国の人は多いので、歴史常識のブラッシュアップも頑張らねばいけないのです。
スポンサーリンク