菅内閣で新任の平井デジタル改革担当大臣。
えっと思ったのが、デジタル庁の設立がこの人の仕事のようです。
てっきり進捗が滞っている行政のデジタル化を進めることだと思っていましたが。
記者会見では、「一からベンチャー企業を立ち上げるような作業」と言っています。
デジタル庁ができるのは早くて来年の春のようですから、まずはそこからスタートのようです。
いやいや、驚きました。
これまで本当になにもやっていなかったとは思いませんでした。
コロナで非難を浴びたのであわてて仕事に手をつけたという、典型的な泥縄。
全くの新任なら同情しますが、過去に担当していますからねえ。
記事の字面だけではわかりませんが、おととしの自分の仕事について何も言っていなかったんでしょうか。
記者も突っこまなかったのかな。
まあ、担当が決まった以上はしっかり進めてほしいものです。
新内閣のもう一人の目玉が河野太郎行革担当相。
深夜の記者会見に異議を唱えたり、縦割り110番を作るなど、さっそく存在感を見せています。
何もしないよりはいいですが、縦割り110番については担当省庁のWebサイトに作ればこそでしょう。
ところが縦割り110番を作ったのは、自分のWebサイトの中。
今は新しく書き込みができないので詳細はわかりませんが、個人情報とか入力させていたんでしょうかねえ。
ただ、サイトを見る限り個人情報保護法の対象となる「事業者」ではなさそう。
この場合は、河野大臣は個人情報を管理する必要はなくなります。
逆に言えば、どんなことに利用されるかわかりません。
ただ意見書くだけなら関係なさそうですが、どうなんでしょうか。
私なら怖くて書き込みはできませんね。
それに、都合の悪い提言もすべて明らかにするのでしょうか。
個人のサイトなのだから、白を切られても検証できません。
やっぱり法律の縛りがある省庁のサイトに早急に作らせるべきでしょう。
ついでに言えばパブリックコメントという制度が既にあるのですが。
どうしてこれを使わなかったんだろう。
行動力は素直にすごいとは思いますが、ちょっと力の入れ方のベクトルの向きが違っているような感じがします。
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