私が小学校低学年だった1969年から71年にかけてプロ野球で八百長事件がありました。
いわゆる黒い霧事件です。
主力選手が関与していた西鉄ライオンズはガタガタになりました。
当時、北九州市に住んでいた私は当然西鉄ファン。
ファンだった選手が突然いなくなり、なにがおこっているのかまったくわかりませんでした。
ざっと50年前の出来事を思い出したのは、東海大学の野球部員が大麻の使用を認めたから。
報道では、選手は「興味本位で大麻を使用した」らしいですが、本当にそれだけなら若気の至りですからまだ救いがあります。
問題は八百長が絡んでいる可能性があること。
黒い霧事件に限らず、プロ野球から高校野球まで野球賭博の話はよく耳にします。
大学野球も対象になっていることは想像に難くありません。
言うまでもなく、薬物はその筋の人たちの資金源。
東海大学の野球部員と知って、大麻へ誘った可能性もないとは言えません。
酒やたばこと違い、簡単に入手できるものではありませんからね。
そのうえで、八百長をもちかける。
八百長は強いチームだからこそ働きかけの意味があるというもの。
弱ければ最初からもちかける必要がありません。
首都大学リーグで最強の東海大学はターゲットにするには最適でしょう。
東海大学野球部員なら、野球のエリート中のエリート。
一時の誘惑に負けて大麻を使ってしまい、それをネタに脅迫されたら人生の破滅です。
もしプロに入れるレベルの選手ならこれからずっと続く可能性もあり、まさに生き地獄。
そんな将来が見えてしまったから、自分から申し出た。
これが私の妄想ならいいのですが。
真相はこれから究明されるでしょうが、なんとも後味の悪いニュースなのはたしかです。
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