ドラマには大体悪役がつきもの。
ドラマが面白くなるのは悪役次第といえそうです。
私は見ませんでしたが、半沢直樹があれだけ受けたのは悪役のキャラ立ちだったのだと思います。
大河ドラマの「麒麟がくる」の一番の悪役は、摂津晴門役の片岡鶴太郎さん。
いや、本当に憎たらしいですね。
見ていて笑ってしまうくらいです。
悪役の演技とはこうであるべきと思いますね。
私は歴史好きなのですが、摂津晴門という名前は今回初めて知りました。
「麒麟がくる」は、将軍足利義昭を善玉に描いているので、悪役を摂津晴門にしたのかもしれません。
摂津晴門の子孫の方がいるのかわかりませんが、ドラマとはいえ、ちょっと気の毒です。
摂津晴門は、ドラマでは将軍の次の位で、実質的な権力者として描かれています。
今の日本で言うと、官房長官のようなものでしょうか。
現在の摂津晴門は、加藤さん。
なんかパッとしません。
コロナ第3波が来ているせいか、担当大臣の西村さんの方が目立っています。
ただ、西村さんも着実に悪役というか悪者の座を固めています。
GoToトラベルのキャンセルについて、大至急観光庁で詰めているそうです。
これはちょっと驚きです。
感染が再拡大する可能性は間違いなくあるわけで、その準備ができていなかったのですから。
本来なら西村さんが事前に取りまとめを指示してしかるべき立場なのですが。
典型的な泥縄です。
いろんな報道をみていると、予め考えなかった官僚を責める声が多いようです。
でもこれはちょっと気の毒。
そもそもGoToは、感染が落ち着いてからやりましょうということだったはず。
制度設計上、現在の状態は最初から考えていなかったのでは。
それを見切り発車させたのは政治の責任。
この時点で、西村さんか当時の菅官房長官が指示を出すべきだったはず。
だからか、またまた国と小池都知事との責任の押し付け合いが始まっています。
ドラマみたいに「成敗!」とできれば溜飲も下がるんでしょうが。
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