日本語学習者にとって、助数詞は悩みの種。
種類の多さもそうですが、いっぽん、にほん、さんぼん、など数によって発音も違いますからね。
助数詞を説明した後は、鉛筆3本とかの画像を使ってちゃんと言えるか確認します。
対象物は大体常識的なものしか使いませんが、中には予習してきてしっかりマスターしている人もいます。
それはいいのですが、時々天狗になる人がいて、そんな人にはちょっと意地悪をします。
特別な数え方のものを言ってもらいます。
使う画像は以下の三つ。
いずれもなじみのあるものです。
・箸
・うさぎ
・イカ
それぞれの助数詞は、膳・羽・杯です。
まず正解できません。普通は、本・匹・匹でしょう。
まあ表現の仕方によっては、箸は本、イカは匹でもいいのですが、うさぎは羽(わ)だけ。
これを教えると、さすがに呆れたような表情を浮かべます。
なぜうさぎの助数詞が「羽」なのかははっきりわからないようですが、飛び跳ねる姿が鳥のようにみえたのかもしれません。
助数詞に振り回されるのは、日本語学習者だけとは限りません。
ほかならぬ、私もです。
街中のあちこちでよく耳にするNiziUの曲。
デビューシングルが、31.2万枚売れたそうです。
「枚」ですか。
枚を助数詞に使うのは、薄く平たい物質に対してです。
紙やお皿などですね。
ここで枚を使ったのは、CDだからだと思われます。
はて、CDシングルが30万枚以上も売れたのでしょうか。
ダウンロードの数も相当あるはずで、それも含んでいるのかな。
このあたりオリコンの順位付けの方法次第でしょうが。
記事でははっきりしないんですよねえ。
NiziUが本当に世界で人気になっているのかは知りませんが、日本に住んでいる外国人なら多少は興味を持つ人はいるかも。
この記事を目にして、ダウンロードも「枚」を使うのかと聞いてこないことを祈ります。
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