これだけ疑問のわく新聞記事も珍しいです。
わざとぼかして書いてあるとしか思えません。
笠松競馬で騎手らが3億円の所得隠しをしたそうです。
税務調査で発覚したことを書いています。
所得隠しなら珍しいことではありませんが、その内容が。
騎手や調教師、その親族が内部情報を元に馬券を購入して、その利益と競走馬の売却益の除外だそうです。
そもそも調教師などの厩舎関係者は競馬法の規定で馬主にはなれません。
だから親族の方でしょうが、そこまで売却益がでるのかどうか。
笠松競馬は売上規模では国内で最下位を争そうレベル。
馬のレベルも賞金も高くありません。
JRAや他の競馬場で走っていた馬が通用しなくなり、流れ流れてたどりつくパターンのはず。
その馬の売却益ですから、たかがしれています。
となると、競馬での八百長になります。
実力の劣る馬を勝たせるのは難しいですが、実力がある馬を勝たせないのは簡単。
調教師がわざと仕上げないか、騎手が勝つ気のない騎乗をすればOKです。
馬は話せませんから、後で適当な理由をつければなんでもできます。
だから、競馬関係者は馬券も買えないわけですが。
今回のは断然人気の馬を負けさせて人気薄の馬券を買っていたことになります。
ただ、買う人がいないから人気薄なわけで。
関係者が大金を儲けるほど買ってしまうと、人気になってしまいます。
だから薄く、幅広く行われていたはず。
令和2年度の笠松競馬の開催は95日。
記事の最後にある1000万円の利益を稼ぐには1日平均10万円稼がなくてはいけません。
これは自分のところの管理馬だけでは不可能で、大規模な八百長の仕組みが出来上がっているのではないかな。
バカを見るのはそんな企みなど知る由もない一般の競馬ファン。
ネット販売で廃止寸前だった高知競馬が復活しました。
私は見ませんでしたがNHKでも18日での番組で取り上げていました。
今回の笠松競馬は、ネットで馬券を買う人を欺くもの。
そういった意味では他の競馬場でも影響はでてきます。
新聞記事はなぜか所得隠しだけしか報じていませんが、このグループだけなのか、反社勢力が食い込んでいないのか、続報が必要だと思いますけどね。
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