富士通製のキーボード、親指シフトタイプのものが販売終了したそうです。
正直まだあったのという感想ですが、一つの時代が終わりました。
私ですらその存在を忘れていたのですから、最近の若い人には何がなにやらでしょうね。
元々は富士通製のワープロのキーボードとして作られたもの。
カナを直接入力すると、ローマ字変換より早く入力できます。
親指シフトキーボードは、一つのキーにカナを二つ割り振って、親指シフトキーを使うことで切り替えて入力します。
その昔、ワープロで文書を作成する検定があって、親指シフトのユーザがよく合格していたのを覚えています。
私が社会人1年目の1985年は、まだパソコンはマニアのもの。
ようやくワープロが普及し始めたころです。
ワープロも部門で1台くらいだったかな。
当時のIT企業は導入しているコンピュータ会社の製品で統一するのが普通。
富士通ユーザでしたから、ワープロも親指シフトキーボードのOASYSでした。
ほとんど見積書専用機だったので営業じゃない私は使いませんでしたが、慣れないと大変そうでしたね。
その後、JISキーボードに変わっていきましたが。
親指シフトキーボードは使いづらかったみたいですが、ワープロのOASYSは割と優秀だったと思います。
まだ画像などを使う前でしたが。
ワープロ本体はなくなってパソコンになり、文書作成ソフトも今はほとんどWORD一択。
ただ、そのうちパソコンも何かに置き換わるだろうからこれらも過去の遺物になるだろうな。
何年後かわからないけど、今回と同じような記事が書かれるのでしょうね。
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