おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

日本語にはウチソトの関係というものがありまして

日本語を勉強している外国人で、日本語のウチソトの関係は頭では理解できても、実際に使う時は混乱することが多いです。
ウチソトの関係とは、話し手が相手を自分と同じグループに属しているかいないかを判断して、言い方を変えること。

 


会社の上司の名前を、同じ会社の人には「さん」付けか役職で呼びますが、違う会社の人には呼び捨てにするのがいい例です。
敬語や「あげるくれるもらう」の使い方もウチソトの関係がでてきます。


日本語を使う時は、自分のグループの内外を常に意識しないと正しく伝わりません。
もちろん聞く方も同じです。
これが話し手と聞き手との間でウチソトのギャップがあるとコミュニケーションのミスになります。


厚労省職員の宴会問題がまだくすぶっていますが、千葉県も職員の会食がばれて謝罪会見をしています。

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会見の時は厚労省とは違うとやたら強調していたようですが、これもある意味ウチソトの関係。
一般の国民からすると、民間か公務員かの違いとして認識するのが多数派のはず。
それが状況が違うと言い訳じみたことを言うから炎上します。


厚労省も千葉県庁も公務員という立場は同じ。
国家か地方かの違いです。
彼らにすればえらい違いなのでしょうが、税金で生計を立てているのは同じ。
組織ではなく、公務員という立場から物を言うべきだったでしょうね。
厚労省と根っこは同じと認識して、それから処分なり再発防止策なりを考えないと。
でも、無意識にウチソトの関係に縛られるから難しいかな。


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