おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

今日のみずほ銀行は明日のデジタル庁

またみずほ銀行のシステムトラブルが発生。
年中行事どころか、もはや季節ごとの風物詩の様相です。

www.fnn.jp

 

ハードウェアが障害をおこし、バックアップシステムへの切り替えが上手くいかなかったトラブルのようです。
この前の障害も確か同じだったような。
何度も同じ失敗を繰り返すので、能力がないと言われてもしょうがないですね。


前回のトラブル時には、合併前の3行出身による派閥意識が原因の一つと言われていました。
このあたりは半年足らずで変わるはずもなく、システム毎の他人事感があったんでしょうね。

それに障害発生時にうまく切りかわらないというのは、テストかマニュアルの不備。
いずれにしても、開発に注力しすぎてシステム運用を軽視したように思います。


みずほの醜態を見て、その二の舞になりそうなのがデジタル庁。
新しくできる役所なのでしょうがないのですが、各役所からの出向者と民間出身のエンジニアから構成されます。
多様なバックグラウンドと言えば聞こえはいいけど、寄せ集めです。


出向組と民間出身組で考えが違うのは容易に想像できるし、出向組でも元の役所に戻った時のために出身省庁のいいように持っていきたいはず。
一応はひとつの組織になったみずほ銀行より、もっとひどい組織になるかもしれません。
そんな職員のベクトルをひとつにさせるには、よほどのカリスマ性を持つ人が必要。
デジタル監に誰がなるかで相当変わりそうです。


あともう一つ、平井大臣の話を聞いていると、開発のことしか頭にないように思います。
まさにみずほ同様の運用軽視。
データの管理やシステムの運用など、稼働後の体制は開発以上に大事。
クラウドに置いておけば、そのあたりは問題ないような感覚にいるように思えてなりません。


みずほ銀行の障害事例からデジタル庁が得られる教訓は山のようにあります。
デジタル庁発足にあたり、その教訓を取り入れる度量があればいいのだけれど、平井さんの言動をみているととても期待できそうにありません。