日本語教師には多文化共生はキーワード。
日本とは違う習慣に出会っても、そうそう驚くことはありません。
でも、わかっていても目の前でやられると鼻白むのがフランス人がよくやるビズ。
挨拶として、お互いのほっぺをくっつけてチュッチュッとやるやつです。
フランス人の男性は日本人よりもひげ(しかも無精ひげ)を生やしている人が多く、女性なんかは痛くないのかなあと思っておりました。
挨拶で定着しているから、どうにもならないんだろうなと。
ところがコロナ禍になって、さすがにビズが控えられるようになったとフランス人の生徒さんから聞きました。
さぞや寂しいだろうなと思っていたら、実はそうでもないようです。
コロナ前と比べると、ビズをやる人が減ったとのこと。
「ひげがチクチクしたり、他人の化粧が付いたりするのが嫌だった」らしいから、みんな好きでやっていたわけではなかったようです。
ちょっとほっとしたな。
これから挨拶の仕方も変わっていくかもしれない。
そうなると、日本が誇るお辞儀文化を広めるチャンスかも。
2019年のラグビーワールドカップで試合後にいろんなチームがお辞儀をしたのはそれなりに話題になったし。
次のサミットあたりで、岸田さんが各国首脳に「お辞儀やりましょう」と言い出したら見直すんだけどな。
中途半端に肘タッチなんかやるより、よっぽどいいと思うけど。