なんだか誰も歓迎しないようなマイナンバーカードへのポイント付与が決まったよう。
新規作成で5000円、保険証利用登録で7500円、預貯金口座登録で7500円、で最大2万円。
私はもう持っているのでMAXでも15000円になります。
これについてはいろいろ批判がでていますが、マイナンバーカードがなぜ必要なのかをしっかり伝えないことが一番大きいと思います。
真正面から説明せず、何かお金で釣ろうという魂胆が見え見え。
だからみんな警戒して作らないのでしょう。
撒き餌の一つの保険証利用。
現在の保険証で困っている人がどれだけいるかというとかなり疑問。
健康保険は退職した時とかの切替が面倒。
それは保険者が変わるからで、被保険者の番号はそれにくっついて採番されるもの。
人ありきではなく、保険者ありきのシステムだから。
だから、マイナンバーカードに保険証機能をくっつけても、転職したらこれまで同様に手続きが必要になります。
これじゃあねえ。
10年後とかに期限を切って、保険証からマイナンバーカードに全面切替くらいのことをしないと、あまり増えないだろうな。
実際、マイナンバーカードを持っている私でも、普段使うことはありません。
確定申告のe-Taxで必要だから作りましたが、その時以外使ったことはありません。
e-Taxは便利ですよ。
あの税務署の長蛇の列に並ばなくて済むだけでも作った甲斐があるというもの。
逆にいえば確定申告以外にはメリットがないわけで、それならアメリカのように国民自身で確定申告させるような税体系にすれば、みんな作り始めるはずです。
でもそんなことをしたら、会社勤めの人が税金詳しくなって、節税に励む人が増えるかもしれない。
源泉徴収で目に見えない集金の仕組みを作り上げている税務当局が、自分の首を絞めるようなことはしないか。
かくして、マイナンバーカードの普及が遅々として進まないだろうことだけは確実でしょうね。