おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

「判官」びいきという言葉は好きではありません

子供の頃に初めて読んだ源平ものの本はちょっと変わっていて、源義経をかなり辛辣に書いていました。
三つ子の魂百までというか、その内容が最初にインプットされてしまって、私はあまり義経は好きではありません。

 


軍事の天才ではあるのでしょうが、独断専行で勝手に平家を滅亡させるわ、目的のためなら手段も選ばないところとか。
大人になってなおさら思いますが、こういう人と一緒に働きたいとは思いませんね。


弱い方を応援する気持ちを判官びいきといいますが、この「判官」が源九郎判官義経からきていると知ってから、この言葉は好きではありません。
義経は全然弱くないですからね。
その悲劇的な最期が胸を打つのでしょうけど。
日本の歴史上、楠木正成とかもっとふさわしい人はいそうに思いますが、なぜ義経なの?と思います。


能や歌舞伎の影響でしょうか、義経は人気があります。
TVドラマでも義経役はだいたい人気の若手男優がさわやかに演じます。
大河ドラマの「鎌倉殿の13人」では、菅田将暉さんが演じています。

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最初この配役を知った時、やれやれまたかと思いました。
でも菅田義経は全然ちがいますね。
狂気に満ちた演技は見ていて怖くなるほど。
登場したてでこれなので、これから出てくるだろう鵯越壇ノ浦の戦い、頼朝との確執など一筋縄ではいかない三谷脚本とあわせてどんな感じになりますか。


菅田さんの演技で、これまでの義経像が一変するくらいのインパクトがあるかもしれませんね。