BS12で月曜夜7時から、2014年に朝ドラで放送されていたマッサンが再放送されています。
日本で初めて国産ウイスキーを作った竹鶴政孝をモデルにした夫婦の物語。
ヒロインが朝ドラ初の外国人女優ということで話題にもなりました。
ウイスキーの夢を追い続ける二人の奮闘は、今見ても新鮮に映ります。
物語の舞台が大阪と広島なので、登場人物の会話はほぼ関西弁と広島弁。
ところが、スコットランド人のエリーは比較的きれいな標準語で話しています。
「現在のような日本語教育の環境が整っていないのにちょっと変だね」と同僚の日本語教師と話したのを覚えています。
竹鶴政孝の妻のリタさんは、実際は関西弁で話していたそうですが。
BS12での放送は、いよいよマッサンがウイスキー作りに取り組むところ。
これから見ても間に合います。
ところで、マッサンの脚本の羽原大介氏はいまの朝ドラの「ちむどんどん」も担当。
評価の高かったマッサンとくらべると散々です。
とにかく作中の人の心理があまり伝わってきません。
両方みると、とてもおなじ人の作品とは思えないほどです。
ちむどんどんは、4兄妹の物語と銘打っているので演じている役者さんも主役級がずらり。
一応のヒロインは黒島結菜さんですが、姉も妹もビッグネーム。
おそらく、この二人も同じくらい描くように事務所から要求されたのではないかな。
マッサンは夫婦だけのことを考えていればよかったけど、3人を等しく15分にいれるとなるとどうしても内容が薄くなってしまいます。
そう思わないと、ここまでストーリーがとっ散らからないですものね。
マッサンは今後北海道に渡って、自分のウイスキーを作り出していきます。
そこで出会った風間杜夫さんともからんでいきますが、蒲田行進曲のオマージュか階段落ちのシーンがでてきます。
マッサンはこんな遊び心も楽しかったのですが、ちむどんどんもその方向に行ってくれないものかな。