おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

「辞退」を使う場面ではないよなあ

日本語レッスンで学習者の人に文を作ってもらいますが、意味はあってるけどその表現は普通は使わないなあというのがよくあります。
何が悪いのか説明するのが日本語教師の仕事ですが、なかなかうまく説明できないこともあります。

 

基本的に日本語ネイティブには、そんな表現選択ミスはないはずですが、この人が使った「辞退」はかなりよろしくありません。
地元の記者クラブから要望されていた会見開催を「辞退」したとのこと。

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辞退を辞書で調べると、明鏡国語辞典では、

他人の勧めや与えられた権利などを受けられないとして引き下がること。
「立候補をーする」「故人の遺志により供花の儀はごー申し上げます」

 

とあります。
つまり話し手にとって利益があるものについてでないと、使うのはふさわしくないことになります。

記者会見はどうみても利益とは考えづらいので、ここは「お断りします」が適切でしょうね。
日本語レッスンだったら思い切り×をつけるところです。


まあ、それ以前に吉川議員の言うことをどれだけの人が信じることか。
でも考えようによってはこれほどおいしい状況もあまりないかも。
一つでもまともなことをやったら、印象は劇的に変わるのが世間というもの。

ここは、まともな活動をほとんど期待されていないガーシー議員と組んで国会のオンライン化でも進めたらどうかな。
二人とも国会に出る気がないのだから、ちょうどいいのでは。

なにより、国会対策で議員にこき使われている官僚の人から歓迎されると思うけど。