もうずいぶん前のように思いますが、北京オリンピックが行われたのはほんの半年ちょっと前。
個人での資格とはいえロシアの選手も出場していましたが、現在ではほぼ追放状態。
フィギュア女子の大騒動も今となっては懐かしい。
そう簡単にはロシア排除の動きは収まらないでしょうからね。
9月20日は3年前のラグビーワールドカップの開幕戦が行われた日。
日本代表はロシアと対戦したんですよねえ。
試合は緊張でガチガチになっている日本代表をあざ笑うかのようにロシアが先制トライをあげて、場内が悲鳴に包まれたのを覚えています。
結局日本が勝利しましたが、日本をターゲットに準備を進めたであろうロシアの戦い方は素晴らしく、試合後には観客からロシアコールまで起こってロシアチームを称えたものです。
薬物関係でいろいろ怪しいところはあるけれど、なんだかんだでロシアはスポーツ大国。
音楽やバレエといった芸術面も含めて彼らの姿が見られないのはやっぱり寂しい。
大統領が変われば、というわずかな望みはありますが、どうなるでしょうか。
そういえば、フィギュアの女性コーチが亡命するとかしないとかニュースになっていましたが、その後はどうなったんでしょうね。
ロシアにいてもしばらくは仕事はないだろうし。
かと言って、他の国で同じように成果を出せるかはわからないし。
選手としてのキャリアハイの時期を虚しく過ごす人も少なくないはず。
中には今回の動員の対象になっている人もいるかもしれない。
こういう既存権益を侵された人が、戦争の劣勢を見て一斉蜂起するようなことはないのかな。
そんなに甘くはないか。