20日に行われたプロ野球のドラフト会議。
もう球団と候補者の間で概ね話がまとまっているので、昔ほどドラマはありません。
FA制度でそのうち希望の球団に移籍できるというのもありますが。
指名選手の会見はほとんど入団会見みたいでしたが、おっと思ったのがソフトバンクから1位指名を受けたイヒネ・イツア選手。
両親がナイジェリア出身ですが、生まれも育ちも日本ということで発する言葉は日本語ネイティブ。
日本語環境で育ったんだから当然だろ、と考えるのが普通でしょうがそんなことはありません。
特に海外に出自を持つ子供は、日本で生まれたからといって日本語が話せるとは限りません。
両親が家庭内で海外の言葉で話していたら、いくら日本で暮らしていても話せないことは珍しくないのです。
その点、イヒネ選手はごく普通の日本の高校生男子の話し方そのもの。
ご両親は幼少期から日本語環境で育てていたんでしょうね。
ナイジェリア出身なのだから、日本語を使うのは大変だったはず。
どうやって育てていたのか、興味があります。
現在、日本語教育が必要な児童生徒の数はここ数年右肩上がり。
令和3年度では6万人弱。
一応は文科省も危機意識をもっているようだから、日本語教育学会のお偉いさん共々イヒネ選手のご両親に知恵を借りたらどうかな。