その昔、ITの仕事をしていたときに耳にしたのが「小さく入れて大きく育てる」という某コンピューターメーカー企業のキャッチフレーズ。
細かいことは忘れたけど、ITシステムを導入する際はいきなり大規模なシステムを目指すのではなくて、まずは小規模なものから行い、徐々に大きくしてきましょうという感じ。
この言葉を思い出したのは、自動運転のバスのことをニュースで取り上げていたから。
茨城県の少子高齢化に悩む町に2年前からサービスを提供しているそうです。
このバス運行サービス会社は、ソフトバンクの社内ベンチャーのようですね。
社長さんは37歳。
ここで成功して世界にうって出るという気概が頼もしい。
暗い話題の多かった年ですが、最後に気分が晴れるニュースでした。
自動運転の自動車はまだ安全面で全幅の信頼というわけにはいかないだろうけど、交通量の少ない地方であれば経験や技術を蓄積していくのは可能。
まさに「小さく入れて大きく育てる」そのもの。
これから高齢化が進む町はどんどん増えていきますから、そういった自治体に導入できれば日本の標準規格になる可能性も高いでしょう。
世界一高齢化が進む日本で認められた規格なら、世界標準も夢ではありません。
他にも少子化対策でいろんなアイデアがあるはず。
そういったものにお金を回してあげれば、まだまだ日本も捨てたものではないと思いますけどね。