私はいまだに電車の中で紙媒体の日経新聞を読んでいます。
紙の新聞を読んでいる人はほとんど見かけない絶滅危惧種。
宗教関係や、政党機関紙を読んでいる人はときおり見かけますが。
スポーツ新聞などは、平日はここ数年見ていないかも。
土日は競馬欄を見ている人がいるけど。
となると、夕刊紙もこういうことになります。
これはちょっと驚きましたが、とうとうそうなったかという感じ。
夕刊フジは亡くなった父親が毎日買ってきていたので、よく読んでいました。
記事よりも読み物が充実していた印象。
人気作家が交代でエッセイを書いていました。つかこうへいのは面白かったなあ。
赤川次郎の小説もあったかな。
この頃は読み応えがありました。
ところが最近のは。
半年くらい前にたまたま読みましたが、中韓へのヘイト記事にあふれていて見るに堪えませんでした。
駅の売店がほとんど姿を消したので見出しを見ることもなくなりましたが、「貿易赤字増大で韓国破滅」とか、基本的な経済学の知識もないような表現をここ数年はよく見ました。
これじゃあ見放されて当然。
上質な記事を提供できなくなったのだから自業自得です。
もちろん紙媒体全体の衰退というのはありますが。
80年代に紙面を作っていた人たちは、この知らせをどんな風に聞いたんだろうか。