大河ドラマ「光る君へ」、いよいよ源氏物語を書き始める場面が描かれていました。
ドラマで源氏物語のストーリーが細かく描かれることはないだろうけど、どうやって書いていたのかは放送してくれるかな。
あれだけの登場人物とストーリーの量。
最初から構想があって書き上げたとは到底思えず、最初は簡単な設定だったのが評判がよくてどんどん膨らんでいったはず。
前に書いた設定やストーリーをよく覚えていたと思う。
ドラマでもちょっと描かれていたけど、それまでの内容をまとめていたとしても、最初のうちはともかく宇治十帖くらいになると数百枚くらいになったはず。
どこに何をかいたなど索引でも作らなければ無理ではないのかな。
今ならパソコンに保存して検索もできるだろうけど、当然そんなものはなし。
それでいて破綻をきたすことなく1000年後も読み継がれる物語を書き上げたんだから超人としか言いようがない。
枕草子はたしかに面白いけど、思いのたけを書き散らした随筆。
難しさでは源氏物語の比ではないと思う。
源氏物語の内容の研究者は国内外に多いけど、どうやって書いたのかの研究は進んでいるのかな。
それがわかれば、矛盾だらけのTVドラマを書く脚本家の仕事の進め方の参考になるのにね。