人手不足を感じているIT企業が7割以上に上っているという記事をみました。
私がIT業界にいたころから人手不足は言われていましたが、もっと酷くなっているようです。
10年以上も前の話しなので、当時とはずいぶん違っているはず。
クラウドがまだ主流になる前だったので、自分でサーバなどを管理している企業が大半。
だから、運用環境の維持管理要員が必要で、このあたりが結構不足していたような。
クラウドの運用はよくわからないけど、サーバひとつずつに管理者を置くまでの要員は不要のはずだから、その分少なくてもすむはずだけど。
逆に言えば、昔はいろんな業務を経験できていた。
開発だけではなくて、自分たちの作ったシステムのお守り役をやって、また開発に戻ったりとか。
だから将来像もわりと描きやすかった。
今はどうなんだろう。
スマホの開発が花形だろうけど、現在のスマホの形が10年後も同じとは思えない。
さらに開発の仕方も当然変わってくるだろう。
せっかくがんばって技術を身につけても、あっというまに陳腐化してしまう恐れがあるとなると。
65歳もしくは70歳までIT業界専属で働くイメージが作れないのではないかな。
だからもう正社員採用はあきらめて、優秀なフリーランスをどれだけ囲い込むかを考えた方がいいのではないかな。
人事担当の人は大変だろうな。
ちょっと同情します。