昔勤めていた会社の社長が代わった時に、内部昇格ではなく外部から新しい人が来た。
しばらく社内を見ていた新社長、就任のスピーチで「この会社には評論家が多すぎる。そんな人間は辞めてもらう」と一喝しました。
当時口だけ立派なことを言って、行動が伴わない人が結構いたから、至極妥当な指摘。
いつの世も、どこの世界も見ているだけの人より実際に動く人の方が偉いです。
自民党の総裁選はそうでもないみたいですね。
人気の上位2名は小泉さんと石破さん。
現役閣僚の高市さん・河野さん・上川さんはその後。
官房長官の林さんなんかは最下位争い。
石破さんはこの10年くらいは事実上干されている状態。
小泉さんは言わずもがな。
何もしていない二人の方が汗をかいていた人たちよりも人気というのはどういうことなんだろう。
岸田さんが追い込まれたのは裏金問題と統一教会との関係。
総裁選のメンバーには直接関係している人は少ないと思う。
特に現役閣僚は。
となると岸田内閣の政策が不満か、もしくは実行状況に満足できていないというところ。
河野さんはあちこちで顰蹙かっているけれど、林さんや上川さんは大きな失敗はしておらず、諸外国からの評価も高いらしい。
海のものとも山のものともわからない二人よりは、はるかに安心感があるんだけど。
少なくとも石破さんも小泉さんも岸田政権以上の政策と、それを実行する道筋を説明する義務があるはず。
それでも政策遂行能力は未知数ですけどね。
高みの見物を決め込んでいる人より、額に汗して働いている人を応援するのは人情。
苦労した人が報われる世の中になってほしいものだけど。