大喜利状態の自民党の総裁選。
絶対無理だろというような政策を上げる人もいれば、これまでの自分の立場と真逆のことを言い出す人もいて、みているだけなら面白い。
個人的には茂木さんが総裁になったときにどんな風になるか見てみたいけど。
金曜日はお待ちかねの小泉さんの出馬会見。
期待を裏切らない内容でした。
「足りない所を補ってくれる最高のチームを作る。その上で、今まで培ってきたもので各国のリーダーと向き合う、そういったものは私はある」
最初の一文以外、意味がわからない。
最高のチームを作るまではわかるけど、「そのうえで」「今まで培ってきたもの」「各国のリーダと向き合う」の関連性がわからない。
止めが「そういったもの」。
どういったものなんだろう。
好意的に見ると、まだ力不足のものがあるから助けてくれるメンバーに力を借りるということだろうけど、そんな心構えで一国のリーダーが務まるわけがない。
リーダーの仕事はもろもろを判断してその結果に責任をとること。
特にチーム内で意見の相違が発生した時は、リーダーが決めなければいけません。
判断の妥当性について周りを納得させるのはそれこそ「今まで培ってきたもの」にあるはず。
それが自分には足りないと認めているのだから、退けられた方は不満をもつのは間違いない。
「最高のチーム」が空中分解するのは結構早いかも。
もう一つ、選択的夫婦別姓を導入すると言い切りました。
これ自体は素晴らしい。
自民党内に反対意見がたくさんある中で勇気がないと言えないこと。
ところが、党議拘束をかけずに議員にまかせるときました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352567
なんだよ。
目玉政策なら、反対するやつは除名するくらいのことを言えないものか。
そうやって権力闘争を勝ち抜いてきた親父さんの故事にどうして習わないかなあ。
少なくとも否決されたら辞任するくらいのことは言ってほしかった。
この程度の覚悟で「改革を圧倒的に加速」なんて出来るんだろうか。
なぜか専門家からは評価が高いみたいだけど。
不安がより増してきたんだけど。
冒頭に紹介したコメント、どんな英語になるのか想像もつかない。
外交の場でこれを瞬時に通訳しなければいけない外務省の職員の責任は重大。
下手したら小泉さんの頭の中と全然別の表現になってしまうリスクがある。
本当に小泉さんになっちゃうのかなあ。