私が子供の頃にTVでよくやっていたスポーツ番組はプロ野球・相撲・プロレスくらい。
だから相撲の人気はいまよりもはるかに高く、子供たちも公園でよく相撲をとっていました。
物心ついたときは大鵬はかすかに記憶にあるけど全盛期の力はなく、その下の玉の海と北の富士の時代。
二人同時に横綱に昇進し、北玉時代と呼ばれていました。
相撲は強い横綱が二人いると、しこ名の一文字をとって何々時代という言い方をします。
輪島と北の湖の輪湖時代とか。
最近では朝青竜と白鵬の青白時代がそうでしょうか。
でも物議を醸した二人ですから、あまり定着しませんでしたね。
そもそも横綱までたどり着く力士がごく少数だし、なっても休場続き。
とても「時代」を名乗れるような状態ではありません。
ところが来年か再来年には待望久しい本格的な横綱が誕生しそう。
言わずと知れた大の里ですが、同時に十両を優勝した尊富士もその資格十分。
大けがから復活して、来場所は幕内です。
気が早い新聞社は「大尊時代」と言っていますね。
「タイソン」時代と読むのかな。
なんか強そうでいいですね。
このまま二人が順調に力を発揮すればそうなる可能性は高そう。
でも私はもう一人期待している力士がいます。
大鵬の孫の王鵬。
大関の豊昇龍に完勝した取り組みは見事でした。
この時の相撲を続けていけば大関やその先も見えてきそう。
三人ともまだ若いし、横綱三つ巴になったら何時代というんだろう。
これから何年かは楽しみになってきました。