ちょっと前の話なのにもうずいぶん前の出来事のような気がする「SHOGUN 将軍」のエミー賞受賞。
セレモニーでの真田広之さんの日本語でのスピーチに、時代劇の現状を憂いているのでは、という記事を見かけました。
もう民放はもちろん、地上波では大河ドラマくらいしか時代劇は見なくなりましたからねえ。
昔は「仮面の忍者 赤影」といったような子供向けの番組でも時代劇はありましたが。
この頃と比べても、今の時代劇は21世紀版の時代劇。
セリフ回しはもちろん、所作や風俗もかなり違います。
例えば女性がするお歯黒。
「赤影」ですら女忍者がお歯黒をしていましたが、もう見ることはないでしょう。
ちょっと不気味ですからねえ。
なにより女優さんが嫌がるだろうし。
映画全盛期を知っている80代くらいの人はもっと違和感があるでしょう。
だから本物かどうかなんて、もう誰にもわかりません。
伝統芸能の歌舞伎だって時代考証はけっこうアバウトなんだし、もう想像上で作ればいいんじゃないかな。
暴れん坊将軍なんか、設定自体がありえない訳だし。
ところで、ハリウッドの日本人スターといえば、真田広之さんと渡辺謙さんの二人。
両雄並び立たずという感じですかね。
二人は若手時代に大河ドラマの独眼竜政宗で共演しています。
主役の伊達政宗に渡辺謙、家康の六男で娘婿の松平忠輝に真田広之という配役。
共演のシーンはあまりなかったように記憶していますが、それだけに貴重。
https://www.nhk.jp/p/ts/8L9J4PKX4Y/
もう二度と見られないだろう共演シーンだから話題になるかも。
そもそも俳優もストーリーも歴代大河でも1,2を争うレベル。
「SHOGUN 将軍」のストーリーとも関係しているわけで、NHKも海外に売り出せば、かなり高く売れそうに思いますけどね。