高校のころ、古文が大の苦手であまり記憶にないのだけれど、一つだけ印象にのこっているものがあります。
徒然草か枕草子だったか。
役職に就くものだと思われていて、邸にいろんな人が集まってきたけれど結局なれずにだんだんと去っていったというもの。
昔も今も人の現金さは変わらないものだと、先生が言っていたのを覚えています。
まさに今の自民党。
小泉さんを担いだかと思えば、大嫌いだったはずの石破さんに乗り換えた人。
逆に石破さん大嫌いだから高市さんに乗ったものの敗れ去ってしばらく冷や飯確定の人もいる。
かと思えば、推薦人に裏切られて最下位になっても重要ポストの財務大臣になる加藤さんみたいな人もいる。
将来もまだなくなったわけではなく、裏切った人は血の気がひいているかも。
こうなると勝ったのか負けたのかわからないくらい。
ニュースをみていると、いかにも人間臭くていいですねえ。
事実上政治生命が終わった人も少なからずいて、権力闘争はこうでなくちゃ。
石破さんの勝ちが決まって登壇するとき、見つめる負け組筆頭の麻生さんの態度が象徴的でした。
土曜日にTVをみていたら、自民党広報役の田崎史郎さんが出ていました。
敗れた高市さんが党の役職を固辞したとのことで、顔をひきつらせていましたね。
田崎さんは結構正直な人なので、「深刻」という言葉を使ったのにはちょっと驚きました。
もしかすると10月にありそうな選挙で、裏金統一教会議員が公認されないようなら離党するかもしれない。
党員資格停止の人もいたな。
今度の選挙は当然支援は得られないけど、どうするんだろう。
自民党が公認候補を別に立てるなら、本気度も伝わるんですけどね。
これから一か月、下手なドラマよりよっぽどいろんな人間ドラマが見られそう。