立憲と自民のトップが決まり、それぞれの党の挨拶で共通して使われた言葉が「ノーサイド」。
政治家の人は本当にこの「ノーサイド」がお好き。
念のため説明すると「ノーサイド」はラグビーの試合が終わった時に使う言葉。
それまで試合していた両チームは、試合が終了すると敵も味方もなくなって、ワンチームになるという意味です。
基本的に日本だけでしか使われていないようですが。
野田さんは10年以上前に民主党の代表になったときも「ノーサイド」と言っていました。
よっぽどこの言葉が好きなんでしょうね。
でもこれに噛みついたのが森元首相。
ラグビー経験のないやつが「ノーサイド」を使うなと。
https://www.news-postseven.com/archives/20121126_156779.html?DETAIL
当時これを目にしたラグビーファンは慨嘆したもの。
・こんなこと言っているからラグビーは人気が出ないんだ。
・せっかくいい言葉なんだから、もっと広めていくべきでしょうに。
ただ、この記事をよく読んでみると、森さんの意図がゆがめられています。
たしかにタイトルと同じことは言ってはいますけどね。
ノーサイドは相手を尊敬するものだから、憎々しく思っている時は使ってはいけない、ということを言いたかったことがわかります。
10年たっても森さんの思いは届いていないようですね。
立憲も自民も口だけのノーサイド。
まあ、もともと一枚岩ならノーサイドなんて使う必要もないわけで。
自分たちの組織がバラバラなんだよと公言しているようなもの。
笑顔でいう言葉ではありません。
ここはもう一度森さんにお出まし願って、一喝してもらいましょうか。