おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

きっと東大で敬語は教えないだろうからなあ

日本語学習者が苦しむ日本語表現の中でおそらく一番人気?なのが敬語。
ただでさえ特別な表現が多いのに、瞬時に身内かそうでないかを判断して発話しなければなりません。
普段から言いなれていればまだしも、テキストで勉強しただけだと口からスムーズにでるのは難しい。
日本人でもそうですからね。

 


首相官邸のXで、石破首相について尊敬語を使ったと失笑を買ったようです。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3953f9a022fa8e21382200df30fe34afd7663ede


官邸内だけなら石破首相がトップなのでごく自然ですが、国民向けとなるとやっぱりねえ。

記事では、「東大出身者ばかりの官僚が身内に対して尊敬語を使わないという常識を知らなかったとは思えない」と皮肉を書いていました。
まあ、東大では敬語を教えないでしょうから、東大かそうでないかはあまり関係ない。


私は学校で敬語を勉強した記憶がありません。
授業でやったかもしれないけど、覚えていません。
未然・連用・終止とか、カ行変格活用とかの文法用語は覚えていますが。

調べてみると、今では小学校から教えているようですね。
それも小中高と指導要領にもあるみたい。

ただ、令和5年の都立高校の国語の入試問題には敬語を真正面から問う問題はありません。
他の入試対策用のサイトでも特に取り上げられていないようです。
大学入試ではなおさらでしょう。

 

ということは、受験勉強が第一である以上は東大生であっても敬語が得意でない人は結構いそうです。


ところで、Xに投稿された尊敬語は「お一人お一人と話され」「力を尽くす決意を新たにされました」の部分。
「話された」「された」は共に受身表現と同じ。
受身表現は迷惑行為を受けた場合も使われます。
日記を読まれた、ケーキを食べられた、などですね。

 

もし官邸メンバーが、
「ひとりひとりと話す必要なんてねーよ。」「決意なんかいらねー。」とか思っていたならそんなに変じゃない。

間違えたふりして不満を言っていたならたいしたものだけど、さすがにないか。