若い才能を見つけた時はいつもうれしくなるもの。
日曜日にあった大学ラグビーの早稲田大学対帝京大学の一戦。
早稲田の司令塔を担った服部亮太選手はまだ1年生。
これがまた凄まじいまでの大活躍。
高校時代からキックには定評がありましたが、パスにランにとここ数年無敵だった帝京を翻弄、48点を取って完勝した立役者となりました。
服部選手は今年の春に高校日本代表としてイタリア遠征に参加しています。
ただ、この時は15番のフルバック。
司令塔の10番ではありませんでした。
同学年でもファーストチョイスではなかったのに、3学年上の選手らを押しのけての早稲田の10番。
この半年の努力と成長がうかがえます。
気の早い人は日本代表にと言っています。
さすがにまだ早いけど、そうなる楽しみは抱かせてくれます。
まあ、大学レベルで無双した選手はこれまでもいましたが、ほとんどは大成することなく消えていきました。
社会人になって同僚の外国人選手の高い壁に阻まれたというのが大きい理由。
井の中の蛙であれば無理もありません。
数年前まで大学生の年代で世界のレベルを知る機会はほとんどありませんでした。
U20の世界大会がありますが、早明帝といった有力校はチーム作りに影響するためあまり選手を出さなかったんですね。
それが2019年頃から変わってきました。
現在早稲田2年の矢崎選手なんかはいい例。
いまや日本代表選手でオールブラックス相手にするくらい。
服部選手には来年7月に行われるU20の大会には是非出場してほしい。
現在日本は2部に相当する大会に参加。
優勝すれば1部に昇格します。
その原動力になれば、世界からも注目される存在になるかもしれません。
日本一になって荒ぶるを歌うのもいいけれど、世界のハットリめざしてほしいものです。