日経新聞の土曜朝刊には「マネーのまなび」という紙面があって、お金についてのあれこれを解説しています。
16日の紙面は「働くシニア、年金いつから」というもの。
年金の受け取りを遅らせる繰り下げ支給を選ぶと受取額が増えるけれど、条件によっては繰り下げできなかったりとか、税金が増えるとか気をつけなければいけないことがあるようです。
私の場合はそんなに気にする必要はなさそうだけど、遺族年金をもらう権利を持っている人とかは注意が必要なようです。
なので、ちょっと読み過ごそうかと思っていましたが、記事の中にちょっと目を引く内容が。
繰り下げ支給をすると受取額が増えるのはしっていたけれど、どのくらい増えるのかは意識していなかった。
記事にあったのは、1か月遅らせるごとに0.7%増えるとのこと。
なので5年遅らせると、60か月なので42%増えることになります。
これが死ぬまでもらえる。
これまでなんとなく65歳になったら年金もらって、足りない分は貯蓄から減らしていく感じで考えていた。
2000万円問題とかまさにそれ。
問題はいつ死ぬかわからないこと。
だからいくらあればいいのかわからなくなる。
考え方を逆転させて、例えば70歳までに貯蓄を使い、なるべく繰り下げ支給を延ばす方がいい気がしてきた。
これまで繰り下げると、その分死ぬまでにもらえる年金が少なくなるかもしれないので、もったいない気がしていました。
ところが考えてみると、これまで貯金してきたお金を使わない方がよっぽどもったいない。
NISAだオルカンだ言っても、5年で42%増の数字を出すのは簡単じゃない。
むしろマイナスになる危険性もあります。
だったら、さっさと貯金を取り崩していった方が利口かも。
65歳まであと3年ちょっとあるからまだ時間がある。
どんな感じでこれから過ごすかちょっと考えよう。