おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

iDeCo受取は一筋縄ではいかなそう(5)

iDeCoの年金形式での受け取り。
控除額を考えると、多少税金とられたとしても一時金と年金の併給にしようかと。
できれば一時金をもらったあと、何年か空白期間を置いて年金部分がもらえれば。

次に考えたのが、年金をもらい始めてから停止期間があるといいなあと。
他の収入が好調だった場合、他の年に回したいですからね。

 


あと、割り合いの率を途中で変えられないか。
何年かたつと経済情勢もかわりますから、その時にあわせて変えられればそれに越したことはありません。

これらを確認した結果、すべてダメ。
一時金・年金併給の場合、一時金と年金の1年目は同じ年になります。

 

途中で受け取りの停止も不可。
一度受け取りをはじめると、指定期間分機械的に受け取ることになります。

 

割り合いの途中変更も不可。
こちらも一度受け取りを始めたら、指定の率が最後まで適用されます。


結局、一度決めたら最後まで計画の変更は許されません。
唯一の例外が、受け取り開始後5年経過したら残金を一時金で受け取れるというもの。
なーんか使い勝手がよくないです。

65歳未満の場合、iDeCoの受け取りは年金としての受領はかなりの確率で控除額を超えてしまいます。

iDeCoは節税がうたい文句。

 

https://www.resonabank.co.jp/nenkin/ideco/column/tax-saving-simulation.html


実際には節税というよりも、税金の繰り延べの方が実態にあっているかも。

それにしても金融各社、耳ざわりのいいことしか伝えていません。
受け取り時にどんな制約があるのか、見たことがありません。

 

世の中いいことだけを主張している人には眉につばをつけてみるべきだけど、iDeCoも例外ではありません。
だいたい、60歳にならないとiDeCoは現金化できません。
それから公的年金を受け取るまでごくわずかの時間しかありません。

 

これがどういうことか、わかっている人は少ないんじゃないかなあ。
公的年金を受け取るようになったら合算されるので、住民税や健康保険料の支払いが増えてしまいます。

前述のとおり、一度受け取り始めると計画変更は原則不可能。
嫌だと泣いても無駄。
私のように受け取り直前になって慌てないように、受け取りについては若いうちにしっかり計画しておくべきですよ。