2月11日は建国記念の日。
祝日です。
祝日の場合、日本語レッスンで由来などを説明しますが、これが一番難しいのがこの日。
海の日とか山の日とかも意味不明だけど、休みを増やすのが目的だから実は簡単。
建国記念の日は元々戦前の紀元節。
紀元節は初代天皇の神武天皇が即位した日。
とはいっても、神話のお話し。
国の始まりを神話に求めて記念日にするのは日本以外にもあるから大体これでみんな納得します。
ただ、紀元節は天皇をトップにした中央集権国家を目指していた明治政府が権威付けのために作ったようなもの。
国民主権の現憲法下ではちょっと色合いが違う。
このやや矛盾めいたところを突っ込まれれるとちょっとつらいけど、そこまで言ってくる人はまだいませんね。
ところで建国記念の日は、以前は右の人も左の人も大張り切りで集会を開いていたもの。
30数年前に働いていた職場の近くに、よく反対派の人たちの会場になっていた建物がありました。
たまたま出勤していた時、街宣車が終結して大声を張り上げていたのに出あわせましたが、今はどうなんだろう。
池袋東口は今でも街宣車の姿を見るけど、今年はいませんでした。
ニュースでもほとんど賛成反対の集会の話はでてきていませんね。