相変わらず株式市場が大暴落を続けていますが、20代、30代くらいの人はむしろチャンス。
加藤大臣が言っている「長期・積立・分散」をしていれば安値で拾えるので時間が味方してくれます。
リーマンショックの時は私は40代前半でしたが、50歳前後で取り戻せました。
今回もそうなるかはわかりませんが、少なくとも若い人は狼狽売りは禁物です。
しかも、今の投資対象はアメリカ株が主流ですから戻りも早いことでしょう。
一方の日本株はどうでしょうねえ。
NEXCO中日本のETCシステム障害をみてみると、とても強気にはなれません。
同社は日本の重要インフラを担っているはず。
それが障害の原因究明もできないとは。
当初言っていた5日夜のシステム切り替え作業とは無関係だったと6日の夕方に発表。
悲しくなります。
普通、システムを切り替える時は綿密なシナリオを作ります。
当然テストも行います。
重要なところにはチェックポイントを設けて、問題ないか確認をとります。
おそらく5日夜の作業は問題なく終了したのでしょう。
それが障害を起こしたということは、テスト環境と本番環境が異なっている可能性が高いです。
だから本番環境で動かしてみて初めてわかったと。
そうとでも考えないと、原因究明に2日以上もかかる説明がつきません。
インフラは何があろうと止めてはいけません。
その覚悟はNEXCO中日本にあったかどうか。
引っ込めはしたけれど、料金を徴収しなかった車に2日以内に払えと通告したよう。
「料金払え」はわかるけど、こんな短期間に手続きを強制するのにはあきれました。
まるで悪代官の年貢取り立て。
利用者の視点がまったく欠けています。
これもETCシステムに障害が起きた時の会社の対応が決まっていなかったのでしょう。
絶対にとめてはいけないインフラの管理企業がこのていたらく。
他の企業にモラルハザードが伝染しなければいいんですけどね。