ラグビーリーグワンのレギュラーラウンドがこの日曜日に終了。
あとはプレーオフと入れ替え戦を残すのみになりました。
今シーズンの観客数が発表され、合計で84万人弱。
この中には無料招待や社内動員なども含まれているので、実際の各チームの収支はわかりません。
チームグッズの売上もあるので入場者だけでは計れませんが。
https://rugbydb.tokyo/league/leagueone2025_audience.html
似たような状況だなと思うのが万博。
よく言われている来場者数の「2820万人」は想定来場者であって、目標ではないとのこと。
たしかにみんな損益分岐点の入場者数と勘違いしている感じがします。
「2820万人」は2020年12月に公表された基本計画にすでに記載されています。
内訳も書かれています。
でも確かにこれが目標とは書いていません。
むしろ、この人数をどうやって捌いていくかの方を重要に考えていた節がうかがえます。
まあ、今見るとかなり破綻しているものも多いですが。
とにかく「2820万人」が一人歩きしている感があります。
開幕前に赤字の負担をどうするかでもめたので、そこでわかりやすい入場者数が刷り込まれたんじゃないでしょうか。
基本計画には収入と支出の資金計画も記載されています。
ここにはしっかりと入場券売上702億円、その他収入が107億円とあります。
ところが収入と見合った形になるはずの支出の金額は基本計画時よりかなり増えています。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/320181
1対1で対応していないので不正確かもしれませんが、会場整備費で500億円、運営費で350億円ほど上振れ。
なら、収入の部も同じ分だけ増やさなければバランスがとれません。
支出増分が850億円ですから、ざっと基本計画の倍の売上が必要。
みんな万博の赤字を心配していたのだから、マスコミはこっちの進捗状況を問いただすべきでしょう。
計画通りにいっても50%しか賄えないのだから、1か月経過時点での中間実績を明らかにさせないと。
人数ばかりにフォーカスしていると、実は赤字を隠したい事務局の思うつぼかも。
ラグビーは親会社が許せば誰も文句言わないけど、万博の赤字は税金に直結します。
消費税の議論も結構だけど、しっかり目に見える形で示してほしい。
もしかすると、万博大好きな人が予定の倍行ったり買ったりするかもしれないからね。