NHKBSで再放送している1987年の大河ドラマの独眼竜政宗。
見ていて面白いのが、今ではベテランとなっている俳優さんがほんのちょい役ででていることがあること。
19日放送分では堤真一さんが出演していました。
https://www.nhk.jp/p/ts/8L9J4PKX4Y/episode/te/ZG6646Z367/
伊達家とその宿敵の芦名家の決戦の回でしたが、芦名の総大将を演じていたのが堤さん。
でも出演時間は全部で1分足らず。
軍評定のシーンと戦況が不利になり慌てふためくところ。
それに戦に敗れて夜間に逃げていくところの合計3シーンのみ。
いずれも兜を被ったままで、セリフもほんのわずか。
出演者の紹介でもその他大勢の枠。
おそらく当時もまったく印象に残らなかったはず。
主役級の活躍をしている今から見ると、逆に新鮮です。
ちなみに翌1988年の武田信玄では、信玄の息子の武田義信という重要な役。
とても独眼竜政宗での演技が評価されたものとは思えず、オーディションで得たのでしょうね。
あと変わったところでは、「チコちゃんに叱られる」によく出演している食文化史研究家の永山久夫さん。
番組の冒頭で小ネタを放送していますが、12日放送分では当時の戦場にもっていった兵糧食の作り方を紹介していました。
もう40年近く経過しているので顔はずいぶん変わっていますが、声と話し方は現在と同じ。
すぐにチコちゃんに出ている人だとわかりました。
40年前にTVに呼ばれるくらいだから、研究者としては相当優秀なんでしょうね。
こうしてみると、なんだか1987年に埋めたタイムカプセルを開けているような感じ。
伊達政宗の渡辺謙と田沼意次の渡辺謙とを比べるのもなかなか面白い。
これからも見落としていたものが出てくるか、楽しみです。