今NHKBSで再放送中の独眼竜政宗は、天下人となった秀吉の招集に応じるかどうかで揉めている伊達家中を描いています。
芦名を倒して意気軒高の政宗はじめ若い家臣たちの主戦論と、慎重論をとなえる母親・老臣たちとの対立。
古今東西よくみる構図です。
備蓄米の小泉さんもそうなるのかな。
元農水相の人が言っていたルールがなんなのかよくわからないけど、もう少し考えてから動いてよということでしょう。
行動力がある人に対してはよくある指摘。
少なくとも米が買えなくて困っている人に届いたのは評価されてしかるべき。
このあたりも言及したのかどうか。
もしかするとプロレスを見せられてるのかもしれないけど、外野で小泉さん擁護の声がどんどん大きくなってる。
でもある行為にはプラスとマイナスがあるのが普通。
備蓄米の放出でも市場に出回るというプラスはあっても、凶作に備えての備蓄が少なくなるというマイナスがある。
今年はカメムシ大発生と言われているけど、大丈夫なのかな。
倉庫業なんかは廃業を検討するなど実際のマイナスが現れ始めている。
まあ、これはこの企業の危機管理ができてなかったのだろうけど、マイナスの経済効果なのは変わらない。
それに飼料米としては向こう数年間は市場には出なくなるわけで、畜産農家とかは大丈夫だろうか。
高い輸入飼料を使うとなると肉の小売り価格にも影響するだろうし。
こういったマイナス面をプラス面が上回ってこそやる意味があるのだけれど、小泉さんどこまで考えているんだろう。
伊達政宗は死に装束で秀吉に面会するという奇策で事なきを得たけど、こちらは正攻法以外になさそう。
最大多数の最大幸福を実現するのが政治家の仕事。
小泉さんの落としどころはどこだろうか。