長嶋茂雄さんが亡くなりました。
各局ともトップニュースかつ長い尺をとっての放送。
長嶋さんが現役を引退したのは1974年。
もう51年前になります。
当時私は小学校6年生。
野球を見始めたのが小学校2年生からなので4年しか経っていません。
すでに全盛期の力はなく、私にとっての長嶋さんはせいぜい3割打てるかどうかの打者。
ホームランを打ちまくる王選手のほうが贔屓でした。
年上の人たちが長嶋長嶋騒いでいるので、ああ、すごい選手なのかなと思ったくらい。
引退してすぐに監督に就任、1年目は巨人史上初めて最下位に終わりました。
1976・77年と連覇したものの、78年から80年まで優勝を逃してその采配はボロクソ言われていました。
これでちょっと思い出したけど、1979年に天中殺という一種の占いブームがありました。
その中心人物が和泉宗章という人。
この人が日曜日昼間のTBSラジオにレギュラーで出演していて、その日の巨人戦の結果を占うコーナーがありました。
「今日この投手が先発したら天中殺だから絶対に負けます」とか言い切っていました。
これが当たること当たること。
冗談でなく巨人の監督は和泉宗章にやらせろという声もありました。
それが影響したかどうかわからないけど、3年連続優勝を逃した責任を問われてあえなく解任の憂き目に遭い、大騒動に。
これで熱狂的な長嶋ファンが少なからず巨人離れを起こしましたね。
92年から監督に復帰、日本一にもなったけれどFAで他球団の4番バッターをかき集めてのもの。
品のいい野球とは言えなかったですね。
だから私は選手時代よりも巨人の監督の印象の方が強いです。
ましてや現役時代も監督時代も知らない若い人たちにとっての長嶋さんはどんな存在なんだろう。
折しもNHKのうたコンは1978年のヒット曲特集。
当時の人気歌手が何人か出ていたけど、50年近い年月の前ではちょっと厳しいかな。
まさに昭和は遠くなりにけりですわ。