日本語学校で若い女性スタッフとJPOPについての話になりました。
こちらに気を使ったのか、今の歌はいかにも薄っぺらい、昭和の歌の方が深みを感じるとのことでした。
たしかに客観的な事実だけしか言っていないのに「私」の気持ちが手に取るようにわかる喝采のような曲もありますが、ちょっとどうなのというのも相当数あるのが昭和の歌。
たとえば、ストーカーそのものの曲。
野口五郎の代表曲の一つの私鉄沿線。
10年くらい前に吉本の芸人さんたちが歌って人気になったのが明日があるさ。
女性だって負けていません。
タイトルがそのものズバリのまちぶせ。
こういった歌詞の曲が人気になったのも、これらが社会的に許容されていたから。
むしろ一途な思いと評価されていたかもしれません。
今これやられたら気持ち悪いよね。
タバコが使われる歌もかなりありました。
それこそ数え切れないくらいありますが、スモーキン・ブギを挙げておきます。
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド スモーキン'ブギ 歌詞 - 歌ネット
他にも放送禁止曲になった金太の大冒険とか、今ではとても作れないでしょうね。
昭和の歌がいいというより、今よりも緩い時代だったからというのもあるんじゃないかな。
最近TVで昭和の歌特集とかいうのをよく見かけるようになりました。
私の世代はうれしいでしょうけど、やたら懐古趣味に走るのもどうかと思う。
1年に1回、懐かしのメロディーくらいで十分。
K-POPの人気が落ち着きつつあるのだから、世界に通用する作品を作り出していってほしいな。